光で90%ゲストハウスの経営は失敗する!!ゲストハウスはやめておけ
光でゲストハウスの経営を考えている方、そのゲストハウス本当に必要ですか?
すでに周辺の宿泊施設で足りてませんか?価格設定や観光目的の客のニーズ把握できてますか?
ゲストハウス経営は80%が失敗します。5年以内に90%が廃業するシビアな業界。ビジネスホテルなんかよりはるかに難しい経営ですよ。
90%のゲストハウス経営は失敗します
シビアな話、ゲストハウスの経営はたいへん厳しいものです。初期投資にいくら投資するかにもよりますが、自己資金でやるにしろ借り入れで始めるにしろ、初期投資は回収できません。
光でゲストハウスをオープンして経営することを考える方であれば、経営の知識があると思います。もう一度よく考えて、光にゲストハウスが必要が慎重に検討を重ねたほうがよいと思います。
個人的にもゲストハウスの経営に参加していた時期があり、宿泊施設の経営が難しいのはよく理解しています。残念ながらゲストハウスに宿泊するお客さんというのは、光に宿泊する方の中でも最下層の客層と考えておく必要があります。
言い方は失礼になるのですが、ゲストハウスに泊まろうというお客さんは、トラブルメーカーになりやすいです。
そんなことはない、良いお客さんも多いはず。確かに良いお客さんばかりならいいのですが、ゲストハウスは基本的にビジネスホテルよりも安く、ネットカフェに泊まるか比較してから選ぶ方が多いです。
また安く泊まりたい方というのは、いろいろとゴネたりする方も多いのです。値段が安い=客層は悪くなると考えておいたほうが良いと思います。
ゲストハウスの経営は、長時間作業で受付、清掃、予約整理、経理など一切をやる必要があります。人を雇っても、損しかありません。予約が入っていても安心できません。連絡なしでキャンセルする方や到着時間に遅れるのが当たり前のような方も多いです。夜中にゲストの方が騒ごうなら、近所の方からの苦情も来ます。
駐車場を確保しているゲストハウスなら、車の駐車場所の案内も必要です。宿泊の受付をしてから、旅慣れしている方なら宿のルールにしたがって以後の説明が必要なかったりするのですが、コンビニ、スーパー、銭湯の場所を何度も聞かれますし、観光ガイドの知識も必要になります。
たまに来る外国人には英語で対応しないといけません。両替はできないの?と聞かれて困ることも度々。
いくつかのゲストハウスで実際にオーナー側の業務をやっていたことがありますが、もうコリゴリです。
旅人とのふれあい、情報交換の場を提供したい、地域の交流スペースとして…え、これらはすべて失敗する要素です。
ゲストハウスはガチガチの経営の知識と手腕が必要です。必要ないコストはカットして、利益を確保する必要あり。そうしないと長続きはしません。
趣味的な要素で長く続けたい、本業があってサイドビジネス的に空いている空間でゲストハウスを始めたい、方ならいいかもしれません。ただ、本業としてのゲストハウス経営を光で始めたいなら、まったくおすすめしません。
ただ、もし光でゲストハウスを経営される方で、地域の実情をリサーチしてから取り組まれるなら、可能性は少しあります。
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沖縄ではドミトリーが成功しやすい
沖縄にはドミトリーのゲストハウスが多いです。もっともドミトリーの宿とはいえ値段や立地で大きく左右されます。
基本沖縄旅行では、リゾート施設に行くか、それとも予算を削ってゲストハウスに泊まるかの選択をされる方が多いです。
実際、ドミトリーに泊まってみるといろいろと楽しいこともあります。特に沖縄は、南の島の開放感ということも手伝っていろいろと出会いが生まれやすいもの。
ドミトリーの経営をされている方でも、かなり楽しい思い出を話される方もいらっしゃいます。ただ、沖縄でゲストハウスをされている方のほとんどは本業がほかにあります。
ゲストハウスだけでは、やはり生活は難しいわけです。実際泊まってみると値段が1500円から3000円程度とホテルに泊まるよりはるかに安いです。
ベッドが20床あっても、満室で30,000円から60,000円程度の売上です。夏場のシーズンなら稼働率も50%を超える日が続くと思いますが、シーズンオフなら稼働率は20%を切る日もザラ。
1日10,000円売上なら月30万円程度。これは那覇市内の国際通りに近いエリアのいわゆる儲かるエリアでの話。これが北谷に近いエリアなら、さらに稼働率は下がりますし、沖縄本島の他のエリアなら、稼働率は低くなります。
離島でも夏場のシーズンならいいのですが、秋の平日なんかに訪れてみると、ドミトリーで貸切状態の宿もかなりあります。沖縄の離島をのんびり巡って楽しむならシーズンオフがおすすめなので、よくハズレた時期に訪れています。
そんな宿の経営を見ていると悲惨だなと想像しつつ、のんびり過ごさせてもらってますが…。
もし、それが光だったら。
光にゲスト来ます?
そもそも光にゲストハウスが必要なゲストが来てますか?
光の観光客や訪問する方の規模にもよりますが、楽天トラベルで光の宿を調べてみて、ヒットする一番安い値段は?
おそらく普通のビジネスホテル、カプセルホテル、ビジネス旅館の素泊まりなどがヒットして値段が2,500円から4,000円ぐらいが最安の値段ではないかと思います。
ゲストハウスに泊まろうかというお客さんは、ほぼ予算的に安いところを探してくる旅行者ばかり。一時的には周辺のイベントの前乗りで安い宿に泊まろうかという方もいるかもしれません。
もし光で大きいイベントがある時には特需として需要はあるかもしれませんが。通常で考えるなら、1人か2人の少人数で来る、予算少なめの旅行者がターゲットです。
そんな方なら、たいていネットカフェよりはいいかも、と思ってゲストハウスに泊まる方もいらっしゃるのですが、これがクセもの。比較がネットカフェになってしまうので、エアコンの効きが悪かったり、シャワーのお湯の出具合が悪かったり、なにかと苦情を後々ネットに書き込んでくれたりします。
基本的に、日本人のお客さんは後々ネットに苦情を書いてくれます。その場で言ってもらえたら対処できたものが、楽天トラベル、ツイッター、ブログ、口コミサイトに書き込むことで記録として残るシステムがどうも出来上がっているわけです。
やはりそうした口コミや評判の影響力は大きく、予約に大きく左右しますので、お客さんの声として反映する努力が必要となります。
光にゲストハウスを作るなら、事前に観光客の動きや宿泊ニーズがどれぐらいあるのか把握しておく必要あり。この段階で、宿泊ニーズがほとんどないのに、場所が悪いのにゲストハウスを開業したら、破滅まっしぐらです。
駅から近い場所でも駐車場の確保は必要です。周辺のコインパーキングの有無、宿泊者の行動パターンの調査、周辺ビジネスホテルの価格帯、ネットカフェの価格設定、ゲストハウスの立地条件。
割と参考になるのがネットカフェの立地や価格設定です。
ネットカフェの価格設定
ネットカフェ、最近は大型の系列店というかチェーン店ばかりが増えています。特に快活クラブの快進撃は止まりません。地方では、駅前の店舗もありますが、どちらかというと幹線道路から少し入った住宅地に近いエリアだったり、駐車場がきっちり確保できるエリアに出店が目立っています。
ネットカフェとはいえ、フードメニューも充実していて、シャワーもあったりと設備も充実しています。
ネットカフェなので、当然パソコンも設置されています。まんがや雑誌も読み放題、動画も見放題だったりします。ドリンクメニューも充実していますし、そういった意味では、飲食店でありながら半個室に近いプライベート空間が確保できる手軽さがとても人気です。
基本的に宿泊となると8時間から12時間のコースで料金が設定されていることが多いのですが、1,500円から3,000円程度の価格帯とまさにゲストハウスと同価格帯に設定されていることがほとんど。
ネットカフェとゲストハウスを比較して、料金で比較された場合に、もしかしたら勝てないかもしれません。
光周辺のネットカフェと比べて、ゲストハウスの価格や設備面で勝てますか?比較された場合に、何かしらメリットがないと、おそらくお客さんは来ません。
基本的に一泊3000円以下で宿泊したい、横になりたい、眠りたいと考える人がゲストハウスとネットカフェを比較した場合に、どちらを選ぶか、考える必要があります。
もし、光でゲストハウスの経営を考えている方で、すぐ近くにコンビニがあれば、まだ大丈夫だと思います。駐車場やコンビニなど最低限の宿周辺に必要な設備があれば。
コンビニも近くにない、スーパーまで遠い、そんなところにゲストハウスを作ってしまったら。
ネットカフェの出店している立地や周辺環境と合わせて、少し考えた方が良いと思います。
ゲストハウスオーナーに必要なもの
光でゲストハウスを経営したい方は、おそらく旅行に多く行かれた方で、旅行の経験が豊富な方だと思います。
そんな方であれば、最低限英語で宿泊の予約や注意事項を説明できるぐらいの英語力があると思います。
光で外国人のお客さんが来ないなら、必要ないとは思いますが、やはりWebサイトで顧客獲得するなら、英語などの外国語サイトは必須と考えておいたほうが良いです。
もう一つ、経営センスは必須。最低限の帳簿をつける知識やコスト管理などの計算ができる方でないと、90%の失敗組になってしまいます。
価格設定も大変重要で、シーズンごとに違う価格に設定するのはよいのですが、本来ゲストハウスは低予算で宿泊したい方向けの宿なので、あまり強気だと稼働率が心配になります。
また、そのあたりの経営センスはある程度やってみないとわからないことでもあります。もし自信がないのなら、やらないという選択肢も視野に入れておいた方が無難だと思います。
最後に、光でゲストハウスを運営したい方にもう一度書きますが、ゲストハウス単体での黒字運営は相当難しいです。稼働率を高めたいがために価格を下げるしか選択肢がなかったりするなら、もう絶望的です。
ゲストハウスだけでなく、付随して飲食店などがあればまだ可能性がありますが、正直ゲストハウスの運営はあまりおすすめはしません。90%のゲストハウスの経営は失敗しますので。
もし副業で何かしらやりながら、旅人向けの安いゲストハウスを運営したいなら、良いかもしれません。